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先日「しばらくは英語の検定試験に関する事だけ書きます!」と言ったものの、やはりそれはちょっとしんどいですぅ。なんで今日は先週観たクローサーの感想でも。
もともとイギリスの戯曲だった作品だけに、何処となく「お芝居」の匂いが残るセリフ使いや演技のような気がした。出ている役者さんたちがベテランの域に達している人ばかりだったせいだからか?
そして一歩間違えれば、これといって見せ場のないただの「男女4人物語」で終わっていたかもしれないが、最初から細部にわたって計算されてるのか、観る側の心理を上手く利用しているのか、観終わった後ズシッと来るものがある。
ジュリア・ロバーツ、ジュード・ロウ、クリーヴ・オウエン、そしてこの作品でアカデミー助演女優賞にノミネートされたナタリー・ポートマン。主役が4人とも言えるキャストで、それぞれが「どこか病んでいる」感じ。そして本当の愛とは全てを曝け出し、傷付けあうことだと思っているのだろうか?
最終的に一番タフなのは誰?これからの彼らはどうなるの?と、観る側の想像力をかき立てる。卒業、ワーキング・ガールなど、素晴らしい作品を撮り続けてきたマイク・ニコルズ監督だけあって、隙なく作られた映画だ。
せっかくなんで、少しだけ英語の事にも触れるが、出演者が使っている英語自体はそんなに難しくなく聞き取りやすい。だけど、イギリスを舞台にしている映画だけあってブリティッシュ・イングリッシュが会話のあちこちに見受けられる。一番印象に残ったのは、ナタリー・ポートマン(アリス)がジュリア・ロバーツ(アンナ)のスタジオでトイレを借りる時、"Can I use (your) loo?" と言ってた事。以前も書いたことがあるんだけど、LOO =TOILET です。
他にも色々と出てくるので、イギリスの俗語を少しだけ覚えてから観たら更に楽しめるかも。
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