shieri2005-07-14

昨日はレディース・デー(関東地区)。1,000円で映画が観れるので、遅ればせながら観に行った「バットマン・ビギンズ

原作DCコミックス(アメコミ)のバットマンが一番最初に映画化されたのは、なんと1966年!(レスリー・マーティン監督)
その後ティム・バートン監督の撮った「バットマン」「バットマン・リターンズ」、ジョエル・シュマッカー監督の「バットマン・フォーエバー」「バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲」を経て、今回のクリストファー・ノーラン監督作。マイケル・キートン主役のバットマンから前作まで割とコンスタントに作られてきたのに、今回はあいだ8年もの歳月が流れた。正直言って『もう終わったのかな?』と思っていたし、ストーリーもおぼろ気にしか覚えてなかったわ。ただ、好きなタイプの映画なので『今回のも絶対に観に行こう!』とだけ決心。
結局、渡辺謙、出演☆ぐらいの予備知識しか入れずに観たんだけど、予想以上に素晴らしかった!!

まず、出演者の顔ぶれが凄い。主役は「アメリカン・サイコ」でインテリ猟奇サラリーマンを演じ、「マニシスト」で30キロ近い減量をしたクリスチャン・ベール。執事役には大御所中の大御所、マイケル・ケイン。これまた凄い俳優リーアム・ニーソン、イッちゃった役柄の多いゲイリー・オールドマン(個人的に大好きな役者さん。今回は意外や意外、ゴッサム・シティーを守る刑事・ジム・ゴードンを演じている。しかもハマッてたのには驚き!)、ここ最近出まくってるモーガン・フリーマンなどなど。
勿論我らが渡辺謙さんもそうだが、主役級の役者出演数にはビックリ!そしてクセのある役者さん揃い(笑) そりゃあ、これだけの役者さん達が出てたら駄作にはならないでしょうよ。(最近の映画では「オーシャンズ12」という、恐ろしい前例はあるが)
The Art of Batman Begins: Shadows of the Dark Knight
ちなみに何故かイギリス系俳優で固められており、PSYCHOなクレイン博士を演じるキリアン・マーフィもイギリス出身。(←この人も、今後に注目したい役者さんの一人)

ストーリーは今までの漫画チックな部分はナシに近く、一言で言えば重い。タイトルに「ビギンズ」と付いているだけに、バットマンが如何に誕生したかを描いており、ラストシーンで1989年の「バットマン」に繋がる。細かいことを言えば、結びつかない部分や今までの作品の印象と違いすぎて戸惑う箇所もあるけど、非常によく作られた映画です。これまでのバットマンを観た事のない人でも楽しめるはず。比較するのもどうかと思うけど、宇宙戦争の10倍は充実してましたね。
久々にプログラムまで購入して帰途。 あ〜、面白かった!140分の大作、必見!です。

《追 記》

その1:セリフに使われている英語もそんなに難しくなく聞き取りやすい。途中から"SWAT”が出てくるんだけど、これは特別機動隊の事でSpecial Weapons and Tacticsの略。サミュエル.L.ジャクソン主演の映画で「S.W.A.T.」があるのでご存知の方も多いでしょうが、しばらくの間『なんだったっけ?』と気になって集中力を失った私。
その2:これもある意味ネタバレになってしまうけど、終盤にゴッサム・シティーを走るモノレール内で戦うシーンがあります。先日のロンドン多発テロ事件やJR脱線事故の事を思い出して、胸が痛む方もいらっしゃるかもしれません。。。
★ その他の映画日記はこちらから ★

人気ブログ
Batman Begins: The Official Movie Guide
BATMAN BEGINS THE VISUAL GUIDE [バットマン ビギンズ ビジュアルガイド]