shieri2005-12-08

10月22日から始まったプーシキン美術館展 - シチューキン・モロゾフ・コレクション、12月に入ってようやく観に行きました。前回、金曜日の夕方に行った時は泣く泣く入場を諦め、今回はその復讐戦(?)
平日の午後に時間を作って行ったお陰か、入場口は噂に聞いていたほど混んでない。『これなら北斎展よりは見やすいかも。』という期待と共に会場へ。
入ると真っ先に展示されていたものは、子供の頃から大好きだったオーギュスト・ルノワールの絵ではありませんか!?「ムーラン・ド・ギャレットの庭で」に「黒い服の娘たち」。今まで行った絵画展でもルノワールの絵は観ているのですが、この時は何故か動悸がするほど感動。続くエドガー・ドガの「写真スタジオでポーズする踊り子」で、目が潤みそうになりました。子供の頃、家にあった絵画集を観て特にうっとりと眺めていた絵だったんです。
既に、この3枚でも十分と思えるほど感動していた私、ポール・シニャックセザールマネ、初めて観たんだけど美しかったウジェール・カリエールの「母の接吻」にクラクラです。 名作に出会える東京首都圏美術館博物館ガイド (Seibido mook)
今回の目玉商品とも言える、アンリ・マティスの「金魚」やパブロ・ピカソの「アルルカンと女友達」も素敵でしたが、その他のものも『よくもまぁ、ロシアからはるばるお越し下さって・・・』と声をかけたくなるような作品ばかりでした。
この展示会、12月18日で終わってしまうのは残念ですが、きっと滅多に観れないものだからこそ、これだけの感動を味わえたのかもしれません。
心の中で『また、いつかね!』とつぶやきながら美術館を後にしました。

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アンリ・マティス (コンパクトミディ・シリーズ)

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